【東京プリンセス賞】ケラススヴィアが牝馬2冠を達成 小久保智師「桜花賞の時より覇気があった」

 直線で後続を突き放すケラススヴィア(左)=撮影・持木克友
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 「東京プリンセス賞・S1」(28日、大井)

 開催3日目の11Rで行われ、断然の1番人気のケラススヴィアが、圧巻の逃げ切りで牝馬2冠を達成した。7馬身差の2着に外から脚を伸ばした2番人気のディアリッキー。3着には7番人気のティーズアレディーが入った。なお、1、2着馬は「第57回関東オークス・Jpn2」(6月16日、川崎)の優先出走権を獲得した。

 スタート直前にゲート内で暴れたのだけが、ケラススヴィアがひやりとさせた唯一の瞬間だった。それでも好スタートから一気にハナを奪うや、あとは楽な独り旅。他馬に絡まれることもなく、最後の直線を向くや、さらに後続との差を広げる圧勝だった。

 「プレッシャーというより、馬の状態が素晴らしかったので、桜花賞より余裕を持って臨めました」と森泰斗。これで自身も重賞通算50勝という記念の勝利となった。

 管理する小久保智師も「馬の調子がすごく良くて、桜花賞の時より覇気があった。うれしいですね」と余裕を隠さない。次の目標については「オーナーと相談してから」と前置きしながら、「3冠を目指してJRA馬にも挑戦していきたい」と、交流戦の関東オークスへ向かうことを示唆した。

 ディアリッキー(2着)「ペースが遅く、もう少し流れて欲しかったが、ブリンカー効果もあって、よく頑張ってくれた」(本田重)

 ティーズアレディー(3着)「力があるのは感じていたし、右回りの方がいい。距離延びても大丈夫」(達城龍)

 ウワサノシブコ(4着)「いいポジションで砂をかぶらず進めた。気合を入れたら反応したし、頑張っている」(和田譲)

 カイカセンゲン(5着)「テン乗りだったので様子を見ながらだったけど、もう少し前へ行ければ良かった。距離は延びた方がいい」(張田昂)

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