【15日・園田11R 第53回菊水賞】サラコナンが混戦に断を下す

 兵庫競馬3歳3冠レースの第1弾。1700メートルで覇を競う。2歳チャンピオンのツムタイザンが戦列離脱で混戦模様となったが、主役に指名するのはサラコナン。重賞初制覇を飾った前走の兵庫ユースカップは辛勝だったが、いったん抜け出したエイシンイナズマをゴール前できっちりとらえた勝ちっぷりは着差以上の強さを印象づけるもの。若さは残るが、まだ伸びしろも十分で距離延長も血統から歓迎材料。混戦に断を下す。

 最大のライバルとみるのはシェナキング。追わせるタイプだけに鞍上に吉村智を迎えたのは魅力。粗削りながらも崩れず走れていて能力は世代トップクラスだ。エイシンイナズマも強敵相手にもまれながら成長を続けていて戴冠の資格有り。

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