【地方競馬】カジノフォンテンが逃げ切って連覇 山下貴師「負けられないレースでした」

京成盃グランドマイラーズを連覇したカジノフォンテン(右)=撮影・持木克友
京成盃グランドマイラーズを連覇したカジノフォンテンと関係者=船橋競馬場(撮影・持木克友)
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 「京成盃グランドマイラーズ・S2」(8日、船橋)

 開催4日目の11Rで行われ、1番人気の王者カジノフォンテンが逃げ切って連覇を飾り、重賞4勝目を挙げた。2着は、懸命に追って首差まで迫った3番人気のタービランス。追い込んだ6番人気のチェスナットコートが3着に食い込んだ。なお、1、2着馬は「第33回かしわ記念・Jpn1」(5月5日、船橋)の優先出走権を獲得した。

 昨年暮れの東京大賞典で首差惜敗してG1級の能力を見せつけ、1月の川崎記念ではJRA勢を完封したカジノフォンテンが、大目標のかしわ記念へ落とせないレースを辛勝した。

 好スタートから軽快にハナを切り、最後の直線を向くまでは手応え十分。圧勝をも予感させるレースぶりだった。だが、前哨戦仕様の仕上げゆえか、ゴール前では追ってきたタービランスに首差まで迫られた。

 それでも4個目の重賞タイトルを手にした愛馬に、手綱を取った張田昂は「急仕上げだったけど、よく走った。もちろん、負けるつもりはなかったし、これで次はもっと良くなる」と明るい展望を口にした。

 管理する山下貴師も「状態は八、九分」と認めながら、「負けられないレースでしたから」とホッとした表情。次はJRAの強豪を地元に迎える大一番で、G1級2勝目を狙う。

 タービランス(2着)「もう1、2完歩だったけど、気持ちを切らさず、最後までよく頑張った」(笹川翼)

 チェスナットコート(3着)「しまいを生かす競馬に徹したけど、自分がビックリするほど爆発してくれました」(内田利)

 グレンツェント(4着)「前2頭を見ながらの絶好の展開だったけど、切れがなかった。勝ち時計が速すぎたかも」(森泰斗)

 アクアリーブル(5着)「スタートで出遅れ、自分の競馬ができなかった」(矢野貴)

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