【マリーンC】テオレーマが重賞初制覇 またしても川田が交流重賞V

 マリーンカップを制したテオレーマ(右)=撮影・持木克友
 サルサディオーネ(右)とマドラスチェックをかわして先頭にたつテオレーマ(左)=撮影・持木克友
 マリーンカップを制したテオレーマと川田(撮影・持木克友)
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 「マリーンカップ・Jpn3」(7日、船橋)

 開催3日目の11Rで行われ、テオレーマが重賞初制覇を成し遂げた。2番人気は道中の後方待機から、直線一気の末脚で抜け出した。逃げた1番人気のサルサディオーネを、早めに捕らえに行った3番人気のマドラスチェックが2着を確保し、サルサは3着に粘った。なお、サルサディオーネは「第59回しらさぎ賞・S3」(5月12日、浦和)の優先出走権を獲得した。

 JRAでも地方競馬でも、川田の勢いが止まらない。高松宮記念、大阪杯と2週連続でGIを制したのに続き、地方に舞台を移せば今年のダートグレード競走6勝目。レース後のインタビューではほとんど冗談を口にしないが、この夜は「そろそろ嫌がられるのでは」と表情を崩した。

 2年連続制覇を狙うサルサディオーネが逃げ、これを早めに捕まえに行ったマドラスチェックの2頭が直線半ばまで壮絶な叩き合い。向正面では離れた後方2番手を進んでいたテオレーマが、前団を外から一気に差し切った。

 「前が速かったが、気分よく走れば、直線でいい脚を使ってくれると思った」と川田。管理する石坂公一師は重賞初制覇。今春引退した元調教師の父・正さんが管理していた馬での達成に、「川田騎手の素晴らしい騎乗でした。父が作ってくれた馬なので、感謝したい」と感激の面持ちだった。

 マドラスチェック(2着)「前を捕まえに行かなくてはならないし、後ろも気にしなければならない難しい競馬だったが、勝ち馬の決め手が素晴らしかった」(森泰斗)

 サルサディオーネ(3着)「この距離は微妙に忙しい。目標になるのは仕方ないし、交わされてからも、よく粘っていた」(矢野貴)

 レッドアネモス(5着)「スタート良く、最初は付いて行けたが、向正面から3コーナーで反応が鈍くなった。本質的には芝向きでしょう」(吉田隼)

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