【地方競馬】テイエムサウスダンが重賞V2 8馬身差をつけて圧勝
「黒船賞・Jpn3」(16日、高知)
2番人気のテイエムサウスダンが後続に8馬身差をつける圧勝劇。19年11月の兵庫ジュニアGP(園田)以来となる重賞2勝目を挙げた。岩田康誠騎手(47)=栗東・フリー=はこのレース5勝目。2着に1番人気のスリーグランド、3着には4番人気のモジアナフレイバーが入った。
圧倒的な強さだった。JRA勢5頭が参戦した高知名物の交流重賞を制したのはテイエムサウスダンだった。
好スタートを切ると逃げるグリムを見ながら2番手でピタリと折り合った。初コンビを組んだ岩田康のゴーサインに反応して向正面から3角で一気に加速。グリムをかわして4角からは独走態勢に入った。後続との差をグングンと引き離し、8馬身差をつけて悠々と先頭でゴールを駆け抜けた。
前走の根岸S13着から巻き返しての快走劇。岩田康にとっては07年のリミットレスビッド、12~14年にセイクリムズンで3年連続制覇を決めた相性のいい黒船賞で、今年もまた勝利を手にしてみせた。
今回は入場制限が設けられる中でのレースになったが、鞍上は「久しぶりにファンがいてうれしかった。力のある馬で乗りやすかったです」と笑顔。まだまだ伸びしろたっぷりの4歳馬。ダート重賞路線でさらに大暴れを見せる。