【地方競馬】エイシンニシパが鼻差で3連覇を達成 重賞12勝は兵庫競馬最多タイ記録
「新春賞」(3日、園田)
単勝人気1・4倍と断然の1番人気に支持されたエイシンニシパが2番手追走から鼻差で差し切った。新春賞3連覇を成し遂げるとともに当レース4勝目を飾った。2着は逃げ切り寸前の粘りを見せた4番人気のナムラヘラクレス。中団から伸びた7番人気のオオエフォーチュンが3着に入った。
主導権を握ったナムラヘラクレスが1周スタンド前でペースを入れて大逃げの形に入った。離れた2番手で追走したエイシンニシパだが向正面半ばからギアを上げて追い上げ態勢に入り、ゴールでは鼻差の辛勝ながらも差し切った。
「この時季が一番走るし、馬がこのレースの勝ち方を知っている。毎年一生懸命走ってくれて感謝しかない」と吉村智はレースを振り返り、3連覇を成し遂げた相棒をたたえた。
管理する橋本明師は「負けたかと思ったが、この重賞だから勝てたのかも。回復が遅くなってきているので、出走回数を減らしていくことを考えます」と今後の同馬の動向について語った。
2歳時から積み重ねて12勝目となった重賞タイトル獲得数はロードバクシンに並ぶ兵庫競馬最多記録。新記録達成へ向けての次のターゲットは「はがくれ大賞典」(3月14日・佐賀)となるもようだ。