【地方競馬】マカベウスが平和賞V 1番人気が差し切って重賞初制覇

 平和賞で重賞初制覇を成し遂げたマカベウス(右)
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 「平和賞・S3」(28日、船橋)

 開催3日目の11Rで行われ、1番人気のマカベウスが余裕の差し切りで重賞初制覇を成し遂げた。スローペースの中団から、先行勢を徐々に追い上げて直線抜け出した。逃げた2番人気のジョーロノが2着に粘り、ホッカイドウ競馬から遠征で5番人気のハートプレイスが3着に食い込んだ。なお、優勝馬は「第71回全日本2歳優駿・Jpn1」(12月16日、川崎)の優先出走権を獲得した。

 人気にしっかりと応えた。素質馬マカベウスが、直線で堂々と抜け出して重賞初制覇を決めた。道中は手応え良く中団を追走。3角からポジションを上げて、4角では前団を射程圏に入れる。直線では鞍上のアクションに応えて、力強い伸び脚を披露した。

 手綱を取った本田重は「いい競馬ができました。手応えはずっとあった。距離が延びてもいいと思うし、クラシック向き」と能力を評価した。

 管理する米谷康師にとっても、初の重賞勝ちとなった。「5月に自分の師匠(故・佐藤賢師)が亡くなった。引き継ぎの馬が何頭もいる。その馬でも勝たないといけない」とレース後は万感の様子だった。

 マカベウスの次走は、ハイセイコー記念・S1(11月17日、大井)を予定。今回の勝利を進撃の足掛かりとする。

 ジョーロノ(2着)「逃げるつもりはなかったけど、スピードが勝ち過ぎててあの形に。現時点では勝ち馬が一枚上だったが、今後につながるレースができた」(森泰斗)

 ハートプレイス(3着)「2頭を行かせての3番手が理想だったが、やめちゃうところもあって中団に。末脚は良かったし、今日でまた競馬を覚えるはず」(今野忠)

 ワールドリング(4着)「もう少し前へ主張して行けば良かったかも。まだまだやれる馬だし、距離も千八くらいまでなら」(張田昂)

 ツエンダー(5着)「エンジンの掛かりは遅いが、最後はいい脚を使ってくれた。バテずに伸びるタイプで、距離が延びて良さそう」(酒井忍)

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