【地方競馬】リーチが鎌倉記念を制覇 ホッカイドウ勢では5頭目
「鎌倉記念・S2」(14日、川崎)
開催4日目の11Rで行われ、リーチが重賞2勝目を挙げた。ホッカイドウ競馬から遠征の3番人気は、直線で先行勢を一気に差した。2着は6番人気のセイカメテオポリス、3着には4番人気のジョーロノが入った。なお、1、2着馬は「第71回全日本2歳優駿・Jpn1」(12月16日、川崎)の優先出走権を獲得した。
スピード自慢の2歳馬による激しい先行争いを、中団から落ち着いて追走したリーチが、最後の直線では独壇場の末脚を爆発させた。ゴール前では内から伏兵のセイカメテオポリスに迫られたが、これを首差で振り切った。
「操縦性の高い馬。窮屈な競馬をさせないよう心掛けたけど、外々を回っても大丈夫な脚があって、余力十分だった」とテン乗りだった本田重。デビューから一貫して末脚勝負で戦ってきた経験が生きた。
19回目の鎌倉記念で、ホッカイドウ競馬からの遠征馬が勝ったのは5頭目。管理する林和弘師は「本田騎手には北海道の時のことを伝えただけで、あとはお任せでした。ゆっくり見てられましたね」と振り返った。
次走については「いったん帰ってオーナーと相談したうえで、権利が取れたので全日本(2歳優駿)に来たいですね」と、さらなるステップアップを見据えていた。
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セイカメテオポリス(2着)「コーナーでトモが流れるなど左回りはぎこちなかったが、最後までよく走った。最後は内しか開いてなかった」(今野忠)
ジョーロノ(3着)「ハナを切るつもりはなかったが、スタートが良かったし、包まれるよりはと思って行った。流れの割によく頑張った」(森泰斗)
サンエイウルフ(4着)「操縦性のいい馬で乗りやすかった。最後はいい脚を使ったし、この先が楽しみ」(繁田健)
ナジャ(5着)「まだ馬が若く、いろいろな癖を出した。それでも、牝馬同士なら上位の力があると思う」(矢野貴)