【地方競馬】エイシンニシパが姫山菊花賞を制覇 11回目の重賞ゲット
「姫山菊花賞」(1日、園田)
開催2日目の11Rで行われ、4番人気のエイシンニシパが4番手追走から直線で抜け出して優勝。11個目の重賞をゲットした。4角先頭から粘り込みを図った1番人気の僚馬ジンギが2着、中団から伸びた2番人気のセンチュリオンが3着に入った。
マイタンザンが主導権を握ってレースが進む中、内ラチ沿いを4番手で進んだエイシンニシパ。2番手を走る僚馬のジンギが3角過ぎに仕掛けて先頭に立つと、エイシンニシパは4角手前で一気に外に持ち出し、直線に入ると力強く抜け出した。
「枠順が決まって『よし来た』という感じでした。思い通りの場所をしっかり取ることができ、抜け出してこの手応えなら押し切れると思いました。7歳馬だがまだ若く、これからも活躍ができると思います」とコンビを組んだ吉村智は会心のレースを振り返った。
管理する橋本明師は「去年はトモが気になり夏場は放牧に出したけど、今年は順調。戻ってきた時から違いがありました」と状態の良さを勝因に挙げた。
今後は園田金盃(12月9日)を大目標に見据えるが、復権を示した兵庫を代表する実力馬は今後も重賞戦線で躍動を続ける。