【地方競馬】インペリシャブルが黒潮盃制覇 大差の圧勝で重賞2勝目

後続を大きく突き放して黒潮盃を制したインペリシャブル(撮影・持木克友)
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 「黒潮盃・S2」(19日、大井)

 開催4日目の11Rで行われ、10番人気のインペリシャブルが、好位追走から直線抜け出して圧勝した。2歳時の鎌倉記念以来となる重賞2勝目。2着は5番人気のコパノリッチマン、3着には6番人気のファルコンウィングが入った。1番人気のブラヴールは末脚不発で11着に終わった。

 低評価を覆した。単勝10番人気のインペリシャブルが、力強いパフォーマンスを披露して真夏の3歳重賞を制した。序盤は好位をスムーズに追走。向正面から徐々にポジションを上げて3角では2番手へ。直線半ばで逃げ込みを図るファルコンウィングをとらえると、そのまま一気に抜け出して2着コパノリッチマンに6馬身差をつけてフィニッシュした。

 手綱を取った山崎誠が「位置取りは特にこだわっていなかったが、外めのいいところにつけられた。想像よりも強かった」と感嘆すれば、管理する高月賢師は「山崎騎手の好騎乗でした」とテン乗りの鞍上をたたえた。

 9F戦を克服したことで、距離の選択肢が広がった。次走は戸塚記念(9月16日、川崎)を予定。地元戦へ向けて、勢いをつける勝利となった。

 コパノリッチマン(2着)「(大外枠だったが)1、2コーナーでもう少し内を回りたかった。それでも力はあるし、今日は勝った馬が強過ぎた」(森泰斗)

 ファルコンウィング(3着)「自分の競馬で力は出し切れた。3コーナーでセーフティーリードを取れれば良かったけど、勝った馬が強かった」(保園翔)

 ストーミーデイ(4着)「距離を考えて折り合いに専念したが、ペースが流れなかった。上がりはいい脚を使っていたが」(笹川翼)

 ピュアオーシャン(5着)「3角まで動きが重かったけど、集中力は切らさず走ってくれた。背中はいいし、パワフル。今後、経験を積めば」(岡部誠)

 ブラヴール(11着)「ペースは遅かったが、馬が進んでいかず、手前を替えても伸びなかった。(理由は)分からない」(本橋孝)

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