【地方競馬】六甲盃はアッキーが圧逃 7回目の挑戦で重賞初V
「第58回六甲盃」(4日、園田)
川崎競馬所属の5番人気のアッキーが好発から主導権を握り、そのまま一度もハナを譲ることなく逃げ切り勝ち。重賞は7回目の挑戦で、ついに初タイトルを獲得した。3連覇を狙った1番人気のタガノゴールドは好位追走から伸びたが2着まで。3着には2番人気のマイフォルテが入った。
スタートするとすぐにハナに立ったアッキー。ペースを落とした1周目の3角手前でエイシンニシパが外から仕掛けて並びかけるが、譲ることなくハナを主張。2周目の3角でピッチを上げると後続とは約3馬身差。直線でタガノゴールドが詰め寄ったが、アッキーが難なく逃げ切った。
オーナーサイドの縁により初コンビを組んだ中田貴は「指示通りにハナへ。イメージ通りに早めにスパートしてからの貯金で何とかできましたが、直線でビジョンを確認すると差があったので行けると思いました」と満面の笑みで会心のエスコートを振り返った。
勝利を見届けた林隆之師は「7歳のここにきてメンタル、体ともに充実してきました。ここを最大の目標としてきたので、いったんオーバーホールへ」と話した。
遅咲きのスタミナ自慢は、この先も長距離戦で活躍を続ける。