【地方競馬】ノボバカラがさきたま杯V 決め脚鋭く3年半ぶり重賞4勝目

 「さきたま杯・Jpn2」(27日、浦和)

 開催3日目の11Rで行われ、ノボバカラが3年半ぶりに重賞4勝目を挙げた。森泰斗騎乗の7番人気はゴール前で鋭く伸びて、逃げた6番人気のノブワイルドを差し切った。2着は、中団待機から直線で追い込んだ2番人気のブルドッグボス、3着にはノブワイルドが粘った。

 ノボバカラには理想的な展開だった。道中は3、4番手の内側で追走。「内ラチ沿いを取れたのが大きい。内枠の馬がモタモタしていたので、展開を味方につけることができた」と森泰斗は勝因を分析した。

 3角から進出すると、4角で逃げるノブワイルドをマーク。直線では「かわしてくれと願っていた」と鞍上の思惑通りに、差し脚を鋭く伸ばして3年半ぶりの重賞制覇を成し遂げた。

 初騎乗だった森泰斗は「返し馬から力があり雰囲気も良く、体調の良さが伝わってきた。勝ち時計も含めて優秀」とパートナーをたたえた。管理する森師も「前の馬の脚が快調だったので、捕まえられるとは思ってませんでしたが、直線半ばで『もしや』と思いました」と喜んだ。

 次走は北海道スプリントカップ・Jpn3(6月4日・門別)を予定。「8歳ではありますが、ゲート難が解消されたので、これからも頑張ってくれると思います」とトレーナーはさらなる飛躍を期待していた。

 ブルドッグボス(2着)「展開は理想的。斤量が58キロだったことを考えると、いい競馬ができたと思う。前回より馬が良くなっていたし、次が楽しみ」(御神本訓)

 ノブワイルド(3着)「いい形の展開だったけど、残り100メートルでいっぱいになった。休み明け2戦目で馬は良くなっていたので、次が楽しみ」(左海誠)

 ブルベアイリーデ(4着)「スタートは良かったけど、道中もう少し前で競馬がしたかった。初めてのコースで忙しかった印象」(M・デムーロ)

 ジャスティン(5着)「スタートでつまずいてしまい、道中もコーナーが回りつらそうだった。ベストはワンターンの1200メートルだと思う」(坂井瑠)

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