【地方競馬】のじぎく賞はテーオーブルベリーが直線一気 3連単は100万円超えの大波乱
「第58回のじぎく賞」(14日、園田)
2番人気のテーオーブルベリーが直線で鋭脚を繰り出して優勝。昨年11月笠松のラブミーチャン記念以来となる2回目の重賞制覇を成し遂げた。2着には最後方から伸びた11番人気のキクノナナが入り、5番人気のバブルガムダンサーが3着。断然人気に支持されたステラモナークは直線で末を欠いて5着。3連単は124万4240円の大波乱となった。
重賞初制覇を決めたラブミーチャン記念以来、コンビを再結成した大ベテランの川原正に導かれたテーオーブルベリーが、2回目の園田で成長した姿を披露。重賞2勝目を飾った。
いつも通り軽快に逃げるステラモナーク。3角手前から引き離しにかかると、前走までとは違ってジェネラルエリアが食い下がり直線へ。後続勢も一気に差を詰め、テーオーブルベリーは内ラチ沿いから外へ出すと一瞬にしてはじけ、そのまま差し切った。
「いいところがあいたが、本当にすごい脚を使ってくれた。体も立派になったし、今後に向け収穫の大きな一戦だったね」と川原正はパートナーの成長に目を細めた。
管理する中道啓師も「道中厳しいと思っていましたが、ハミを取ったら驚きの伸び。今後のプランは体調を見てですが、距離不安も払しょくできたし、まだこれから強くなってくれるでしょう」と期待を込める。
ポテンシャルの高さを改めて知らしめたテーオーブルベリーがさらなる高みを目指す。