【地方競馬】トロヴァオがフジノウェーブ記念V 末脚さく裂で重賞3勝目

フジノウェーブ記念をトロヴァオで制し手を挙げる藤田凌=大井競馬場(撮影・持木克友)
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 「フジノウェーブ記念・S3」(26日、大井)

 開催3日目の11Rで行われ、トロヴァオが重賞3勝目を挙げた。6番人気が好位追走から直線で抜け出した。2着は12番人気のマッチレスヒーロー、3着には11番人気のドリームドルチェが入った。なお、1着馬は「第31回東京スプリント・Jpn3」(4月8日・大井)の優先出走権を獲得した。

 ゴールを駆け抜けると同時に、藤田凌は左腕を突き上げた。自分で毎日調教に乗ってきたトロヴァオで重賞勝利。「自厩舎の馬で、南関東の重賞を勝てたことがうれしい」と笑顔を見せる。昨年は8月の金沢で読売レディス杯、9月に名古屋で秋桜賞を制したが、初めて地元の重賞を制した喜びは格別だ。

 レース運びも完璧だった。逃げるクルセイズスピリツ、リコーワルサー、ラブミークンに包まれるように先団の内ラチ沿いで脚をためた。最終4角を回ると、右ムチに応えてトロヴァオは残り200メートルで先頭。そのまま2017年10月のムーンライトカップ以来となる1着ゴール。「指示通りに乗れた。最後の直線では手応えがあった」と鞍上は胸を張る。

 管理する荒山勝師は「折り合いを付けたら、直線は間違いなくはじけると指示していた」と明かす。次走の明言は避けたが「千六まで大丈夫」と選択肢は豊富。まな弟子の勝利に「まだまだ」と厳しい言葉を掛けつつ目を細めていた。

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