【地方競馬】タガノゴールドが圧勝 3連勝で重賞V7
「神戸新聞杯白鷺賞」(30日、姫路)
2番人気のタガノゴールドが2番手追走から、4角で内を突いて一瞬先頭に立った1番人気のエイシンニシパとの直線の追い比べを制して重賞3連勝を達成した。2着は3馬身1/2差でエイシンニシパが入り、好位から伸びた3番人気のマコトタリスマンが3着だった。
タガノゴールドが兵庫県の19年の年度代表馬の意地を見せつけた。
ハナを奪ったのは愛知のモズオラクル。いつも以上に好発を決めたタガノゴールドが無理なく2番手。エイシンニシパが続いて道中はそのまま淡々と流れたが、2週目3角からペースアップ。エイシンニシパが4角でインを突いて抜け出しを図ったが、外からタガノゴールドが力強く伸び、直線半ばで引き離して底力を見せつけた。
相棒を完璧にエスコートした下原理は「スタートが良かったので思い切って行きました。今年もとりあえず一つ勝ってほっとしました」と振り返った。
管理する新子雅師は「エイシンニシパの前へ行った時点で勝てると思いました。9歳になっても力を付けているし、広いコースの方がいい馬だから大井競馬の重賞レースにも挑戦したい」と意欲を見せる。
7つ目の重賞タイトルをゲットし、まだ進化を続けるタガノゴールド。20年も一層の活躍が期待できそうだ。