【地方競馬】エイシンニシパが新春賞連覇で同賞3勝目

 「第62回新春賞」(3日、園田)

 トップハンデの58キロを背負った1番人気のエイシンニシパが、3番手追走から逃げる4番人気のマイタンザンを直線半ばでとらえて差し切り勝ち。新春賞連覇で同賞3勝目を飾った。マイタンザンが2着、中団から伸びた8番人気のメイショウオオゼキが3着に入った。

 エイシンニシパがトップハンデをものともせずに完勝した。

 前走の園田金盃同様、逃げるマイタイザンを射程圏に入れて追走したエイシンニシパ。3角を過ぎても逃げ馬の脚色は衰えなかったが、今回は早めに行かずにワンテンポ遅らせてからペースアップ。とらえたのは直線半ばだったが、そこから差を広げてゴールでは3馬身差をつけていた。

 「園田金盃では自分の過信があったので今日は慌てずに。まだ強くなってくれると思うので、今年も頑張ります」と相棒との勝利を振り返る吉村智。開幕2日で6勝を挙げ、昨年の334勝更新に向け、幸先のいいスタートを切った。

 管理する橋本明師は「今回は本当に出来が良かった。姫路の神戸新聞杯・白鷺賞(30日)から、連覇しているはがくれ大賞典(3月15日・佐賀)を目指します」と今後の展望を語った。

 7歳を迎えても進化を続けるエイシンニシパは、今年も輝きを見せ続けてくれそうだ。

(工藤 修)

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