【地方競馬】ヴァケーションが全日本2歳優駿V 鋭い末脚でゴール前逆転

 ゴール前、アイオライトを差し切るヴァケーション(左)=撮影・持木克友
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 「全日本2歳優駿・Jpn1」(18日、川崎)

 開催3日目の11Rで行われ、令和最初のダート2歳王者に地元・川崎のヴァケーションが輝いた。4番人気のアイオライトが独り旅で逃げ切ろうとする寸前、道中を中団で待機していた5番人気が頭差で差し切った。3着には9番人気のティーズダンクが続いた。

 地元のヴァケーションが吉原寛の右ムチに応え、2歳王者に輝いた。逃げるアイオライトをゴール寸前で差し切り勝ち。「ちょっと前との距離があったので、届かないかなと思った。でも、最後にもうひと伸びした。ファンの皆さんの声援も聞こえた」と鞍上も驚きの末脚だ。

 道中で控える競馬が奏功した。管理する高月賢師は「先へ行く馬が多かったので、抑えて行けと指示していた。それがハマった」とニンマリ。指揮官は来年の成長を思い描く。「馬の状態を見ながら、いろいろ考えたい。ケンタッキーダービーに行きたいかな」と5月の米国遠征へ夢を膨らませた。

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