【地方競馬】トキノパイレーツがスパーキングSC制覇 好位から末脚発揮で重賞初V

 スパーキングサマーカップを制したトキノパイレーツ(撮影・持木克友)
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 「スパーキングサマーカップ」(22日、川崎)

 開催2日目の11Rで行われ、4番人気のトキノパイレーツが、先行集団から直線で早めに抜け出して押し切った。2着は5番人気のトロヴァオが1馬身2分の1差まで迫り、逃げた9番人気のシュテルングランツは3着に粘った。なお、優勝馬は「第66回日本テレビ盃・Jpn2」(9月23日・船橋)の優先出走権を獲得した。

 伸び盛りの4歳馬が躍動した。トキノパイレーツが重賞初制覇を果。手綱を取った町田直は「ゲートを出てくれて、一番いいところが取れた。あとは直線までジッとしようと。思った通りのレースができました」としてやったりの表情を浮かべた。

 レースでは、スタートを決めたトキノパイレーツが好位を確保。道中は手応え良く、軽快なリズムを刻んだ。直線半ばで、逃げ込みを図るシュテルングランツをかわして先頭へ。最後は猛追するトロヴァオを退けてつけてフィニッシュした。

 5月の川崎マイラーズでは強豪キャプテンキングに0秒2差と食い下がり、実力の一端を示していた。今後は優先出走権を得た日本テレビ盃を含めて流動的。八木正師は「もっと強くなると思う」とさらなる成長に期待を寄せた。

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