【地方競馬】ヒダルマが逃げ切り重賞初制覇 兵庫県競馬の新記録12連勝も成し遂げる

 12連勝で重賞初制覇を決めたヒダルマ(撮影・石湯恒介)
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 「摂津盃」(16日、園田)

 単勝1・6倍と断然の1番人気に支持されたヒダルマが終始主導権を握り、ゴール前で迫るライバルたちを抑えて逃げ切り勝ち。重賞初制覇を決めるとともに、兵庫県競馬の新記録となる12連勝も成し遂げた。2着には好位から伸びた3番人気のメイショウオオゼキが首差で入り、3着には中団から伸びた5番人気のキクノステラが入った。

 川原正騎乗のヒダルマが発馬直後にハナに立ち、向正面半ばでペースを上げる。3角では後続を引き離しにかかったが、メイショウオオゼキ、キクノステラも懸命に追いすがり、ゴール前では迫る脚色。「何とかもってくれと祈って追った」と鞍上の願いが実り、最後は首差でしのぎ切って重賞初制覇を決めるとともに、兵庫県競馬の新記録となる12連勝も成し遂げた。

 「この馬で重賞勝ちできたことはもちろんだが、12連勝もうれしいね。誰もやったことがないことだから」と川原正。相棒との快挙達成に還暦ジョッキーの大ベテランが満面の笑みを見せた。

 勝利を見届けた柏原誠師も、「最後の直線で冷静に馬場の外めに出したのはさすが」と騎乗ぶりを絶賛。そして「最後に脚が上がった感じから、距離を含めてこれからを考えます」と今後の出走は未定だが、ニューヒーローの記録更新に期待が高まる。

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