【地方競馬】クリソベリルがジャパンダートダービーV デビューから無敗の3歳ダート王

 直線で抜け出しジャパンダートダービーを制したクリソベル(撮影・持木克友)
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 「ジャパンダートダービー・Jpn1」(10日、大井)

 開催3日目の11Rで行われ、クリソベリルが無敗で3歳ダート王の座に就いた。断然の1番人気に支持されると、道中は中団待機から手応え十分に先団へ進出し、直線半ばで力強く抜け出した。先に先頭に立った4番人気のデルマルーヴルが3馬身差の2着に粘り、直線勝負にかけた5番人気のミューチャリーが3着に突っ込んだ。

 スタートを決めたクリソベリルは道中で中団を追走。「川田君がなだめて、うまく乗ってくれました」と音無師。3角から徐々にポジションを上げて4角では先団を射程圏に入れる。直線に入ると、鞍上のアクションに応えて伸び脚を披露。残り200メートルでデルマルーヴルをとらえて先頭に立つと、そのまま力強く押し切った。

 父ゴールドアリュール(2002年)、全兄クリソライト(13年)が制したレースで、自身もしっかりとその名を刻んだ。川田は「大人の体になれば、さらにいい走りができるのは間違いない。古馬と一緒に走って、日本一を争えるような馬に成長してくれたらいいなと思います」と期待を寄せた。

 無敗のまま3歳ダート王に上り詰めた。次走については「オーナーサイドと相談して決めたい。慎重に検討することになると思う」と指揮官。まだ底を見せていないだけに将来が楽しみだ。

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