【地方競馬】伏兵のチャービルが抜け出し重賞初制覇 3連単は6万円台の波乱の決着

 「第57回のじぎく賞」(16日、園田)

 7番人気のチャービルが、直線抜け出した3番人気のグレースレジーナをゴール前で捕らえて重賞初制覇。鞍上の中田貴も地元・兵庫では初タイトルとなった。1番人気のリリコは好位から伸びるが3着まで。3連単は6万8950円と昨年に続き波乱の結果となった。

 連勝中の勢いをそのままに、チャービルが3連勝で重賞初制覇を成し遂げた。

 アヴニールレーヴの積極的な逃げにグレースレジーナが徹底マークして、道中は2頭が後続を引き離す縦長の展開に。リリコがピッチを上げて追い上げ態勢に入るが、そこを目標にチャービルが末脚を伸ばし、直線で完全に抜け出していたグレースをゴール前で差し切った。

 「上がりに向いての脚がすごいのが長所。この馬と『目指せ、のじぎく賞』と思ってきていたので本当にうれしい。まだトモが緩かったり、これからですね」と満面の笑みで語る中田貴にとって、地元兵庫での待望の初タイトル(16年7月、トレノ賞・高知以来2回目)。相棒との今後のさらなる活躍を誓った。

 勝利を見届けた野田忍師も、「1700メートルで結果を出してくれたし、次は兵庫ダービー(6月6日・園田)か関東オークス(6月12日・川崎)へ」と次なる目標を掲げる。

 勢いを増すばかりのチャービル。さらなる強敵相手にどんなレースぶりをみせるか注目したい。

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