【地方競馬】北島三郎もJBC参戦へ 愛馬キタサンミカヅキが東京盃連覇

東京盃競走を制したキタサンミカヅキ(左)
2枚

 「東京盃・Jpn2」(10日、大井)

 開催3日目の11Rで行われ、歌手の北島三郎がオーナーで2番人気のキタサンミカヅキが、ゴール前で内から伸びて連覇を飾った。好位キープからいったん先頭に立った6番人気のネロが頭差の2着。外から迫った4番人気のグレイスフルリープが3着に粘り、断然の1番人気に支持されたマテラスカイは直線半ばで失速して4着に終わった。

 観戦に訪れていた北島三郎オーナーは笑顔で愛馬をたたえた。「JRA在籍時は暴れん坊だったけど、こっちに来てから大人になった。本当に良くなっている」。表彰式後のフォトセッション時にはスタンドのファンからから「サブちゃん、おめでとう!」と祝福の声が飛んだ。

 道中は好位のインを追走。直線に入り、森泰斗が気合をつけると、キタサンミカヅキの勝負根性に火が付いた。残り100メートルではマテラスカイとネロの間に割って入る。ゴール寸前でネロをとらえて、頭差先着した。

 鞍上は「追ってからすごくいいので信じていた。一生懸命、馬を励ました。勝つことができてうれしい」と喜びをかみしめた。

 次走はJBCスプリント・Jpn1(11月4日・京都)に向かう予定。「いい脚を使ってくれました。JBCに向けて、きっちり仕上げていく。何とか勝たせたい」と佐藤賢師が力を込めれば、北島オーナーも「京都にも応援に行きたい」と期待を寄せた。“短距離日本一”に上り詰めるのも夢ではない。

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