【地方競馬】センペンバンカ&有馬澄師が重賞初制覇!鴨宮祥は地元・園田で美酒

 「デイリースポーツ賞・園田チャレンジカップ」(21日・園田)

 投票センターシステム障害のため7日の開催を取りやめ、仕切り直しとなった一戦。2番人気のセンペンバンカが重賞初制覇を成し遂げた。園田で10戦全勝だった1番人気のキクノステラはハナ差2着。3着には後方から伸びた8番人気のキングルアウが入った。

 センペンバンカは道中4番手を追走。向正面で7番手から一気に動いたキクノステラに先に行かれ、やや置かれ気味になりながらも、直線で差し脚を伸ばしてゴール前でハナ差かわした。

 鞍上の鴨宮祥は11日のイヌワシ賞(金沢)をモズオトコマエで制し、自身初の重賞勝ちを決めたばかり。2勝目は地元で飾った。「勝ったと思いました。盛り返してくれると信じて追いました」とパートナーを信頼して最後まで追った。レースは2週間延期となったが「難しい調整のなかで、うまく仕上げてくれました」とスタッフに感謝した。

 管理する有馬澄師も15年11月に開業以来、初の重賞制覇。「ジョッキー時代と違って緊張感がある。本当にうれしい」と、騎手として地方競馬通算4185勝を挙げた名手は喜んだ。次走は未定だが、さらなる活躍が期待できそうだ。

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