【地方競馬】クロスケが念願の重賞初制覇

 「黒潮盃・S2」(15日、大井)

 開催4日目の10Rで行われ、大井生え抜きのクロスケが念願の重賞初制覇を成し遂げた。最後の直線で1番人気のクリスタルシルバーが抜け出したところを、2番人気のクロスケがゴール前で頭差だけ捕らえた。3着には牝馬で6番人気のミスマンマミーアが食い込んだ。

 大記録を更新したばかりの的場文が最年長重賞勝利記録へこん身のムチを振るう外を、真っ黒な馬体のクロスケが弾丸のように駆け抜けた。

 最後の直線は北海道新冠町の大狩部牧場生産の同期2頭による一騎打ち。3着に惜敗した6月の東京ダービーでは首差先着を許したクロスケが、同2着で7月のジャパンダートダービー4着のクリスタルシルバーに借りを返した。2頭のデビューからの対戦成績はクロスケの4勝3敗となった。

 道中は先行集団の後ろにつけ、3コーナーで馬群の外へ。そこから一気に追い上げ、4角5番手からの差し切り勝ち。殊勲の笹川翼は「惜しい競馬が続いていたし、陣営も何とかタイトルをと努力していたので、いい仕事ができて良かった」と頬を緩めた。

 管理する柏木一師も「常にいい状態で送り出していたけど、今日は絶対獲れると思っていた」とニコニコ顔。次走は「戸塚記念・S1」(9月12日・川崎)を予定し、先々はJRAの芝レースにも挑戦する夢が広がった。

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