【地方競馬】優駿スプリントは大波乱 11番人気のクルセイズスピリツが金星

 「優駿スプリント・S2」(26日、大井)

 開催2日目の11Rで争われ、11番人気のクルセイズスピリツが金星の重賞初制覇で、3連単は138万円超の大波乱。伏兵は道中2番手から直線抜け出して完勝した。2着は、1馬身差まで詰め寄った8番人気の牝馬シングンレガシイ。3着には、中団から追い上げた6番人気のヴィブラビが入った。

 伏兵クルセイズスピリツが3歳スプリント王を決める一戦で大波乱を演出した。「自分でもビックリしました。『勝っちゃった』という感じですね」。殊勲の西啓太はレース後、驚きの表情で声を弾ませた。達城龍の負傷による乗り代わり。それでも、冷静な手綱さばきで人馬ともに重賞初制覇を決めた。

 好スタートから2番手を追走。「スタートが良くて、理想の位置につけられた」。直線半ばで先頭に立ち、そのまま力強く押し切った。低評価を覆す、堂々とした勝ちっぷりだった。

 「本当にビックリしました」と荒井朋師。今回はスプリント重賞を制したが「前走は千八だったし、その前はマイルも走っていた。距離の選択肢はあると思う」と今後の展望にイメージを膨らませた。

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