【地方競馬】アゼツライトが6馬身差圧勝!次走は兵庫CSでJRA勢と対決

 「菊水賞」(12日、園田)

 2番人気のアゼツライトが抜群のスタートからマイペースに持ち込み、鮮やかな逃げ切り勝ち。2着に6馬身差をつける圧勝劇を演じた。2着には中団から伸びた4番人気のフセノランが入り、好位から伸びた8番人気のチェリーウイングが3着。1番人気のコーナスフロリダはゴール前で伸びを欠き4着に終わった。

 鞍上の絶妙なエスコートに導かれ、アゼツライトが好発を決めて力強く逃げ切った。「スタートが決まったのが最大の勝因。道中もいいペースで行けたのも良かった」と会心の逃げ切り勝ちを振り返る殊勲の川原正。4角では後続が迫ってきたが、「脚はしっかりしていたし、何とかなるのでは」とほぼ勝利を確信。直線ではいっぱいに追われ、2着に6馬身差をつけての圧勝ゴールだった。

 勝利を見守った荒山義師は「次走は兵庫チャンピオンシップ(5月3日)へ」と兵庫2冠目となる同レースへの出走を表明。強力なJRA勢に敢然と勝負を挑む。2歳時、初の牡、牝馬混合重賞の「若駒賞」では1番人気、年末の「園田ジュニアカップ」では2番人気と早くから世代の中心に支持されてきた素質馬が、3冠最初の大一番で念願の初タイトルを獲得。今後も中心となって、世代をけん引していく。

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