文句なしの舞台設定!リアルスティール
先日、東京→京都行きの新幹線に乗っていたのですが、もうすぐ京都駅というところで「どうも、お疲れさまです」と日焼けしたナイスガイに声をかけられました。えっ?顔は分かるけど誰やったっけ?と思ったものの、名前が出て来ないまま「どこいってたの?」と尋ねたら、「東京で障害レースに乗っていました」と予想外の返事が。おいおい、ジョッキーかよ。「あ、そっか、そっか。お疲れさん」と言ってその場を離れましたが、あとで記憶をほじくり返すと……ハッと名前が浮かんできました。ナイスガイは難波剛健騎手でした。僕がまだ厩舎取材班の時にたまにおしゃべりにつき合ってくれていたのですが、あれから10年以上もたってかなり疎遠になっているのに…。それでも声をかけてくれる礼儀正しい難波騎手。あの頃と人柄は全く変わっていませんでした。日曜も阪神で乗っていますね。陰ながら応援しています。
【日曜・阪神6R・3歳未勝利】◎メイショウキョウジの前走は前半の入りが少し速くなった分、ラストは決め手のある馬に差されて3着。とはいえ、内容は強かったと思います。スピードの持続力とパワーを兼備するタイプだけに、力のいる阪神に変わるのは歓迎材料。ここはビシッと決めてくれるでしょう。
相手は○ホワイトフォース、▲アストルム、×アリュマージュ、☆リンフォルツァンド、△ニホンピロヘイロー、△ウィズワンアコード。馬券はアタマ固定の馬単と馬連。3連複フォーメーション◎→○▲→印各馬へ。
【日曜・阪神8R・3歳上500万下】降級組が強いことは承知の上ですが、それでも狙ってみたいのが◎レッドガラン。前走は出負けして行きっぷりもひと息。終始、仕掛けながらの追走で随所に若さを見せていましたが、直線でエンジンがかかると一瞬で前へ取りつき、完全に抜け出していた2着馬をとらえてゴール。加速する際の脚はレベルが違っていましたね。粗削りで馬体にも緩さが残るものの、もっと上を目指せる素質馬。ここも勝ち負けとみます。
相手は○ミスディレクション、▲チャレアーダ、×キラージョー、☆ナンヨーマーズ、△ルエヴェルロール、△ハローマイディア、△トーアライジン。馬券は馬連と3連複フォーメーション◎→○▲→印各馬へ。
【日曜・東京11R・安田記念】今年はかなり豪華な顔触れ。短距離、マイルのトップクラスはもちろん、大阪杯の上位組まで参戦。馬券的にも非常に面白いレースになりましたね。なかでもこの舞台で買いたいのが◎リアルスティール。スローペースなら2400mくらいでも問題なくこなせますが、ベストパフォーマンスはやはり2000m以下。切れに切れた昨秋の毎日王冠の脚を思えば、マイル戦がマイナスになるはずがありません。11着に敗れた2年前の安田記念は「ドバイターフを勝って挑んだこともあり”負けられない”と力が入っていた」と陣営談。攻めの調整をした結果、馬にストレスが蓄積していたようです。レースでも行きたがって序盤に体力を消耗していましたからね。その点、今回はビシビシと追い込むのではなく、少しずつ上げていく調整。今週の追い切りを見る限り、目イチのリアルスティールにはあと一歩及ばないと感じましたが、逆にそれが絶妙の仕上げということ。このひと追いで良化し、レースではベストのテンション&状態で臨めるはずです。デビュー時から応援している思い入れの深い一頭。しびれる末脚を見せてほしいですね。
相手は○スワーヴリチャード、▲ペルシアンナイト、×リスグラシュー、☆サングレーザー、△レッドファルクス、△モズアスコット。馬券は単複と3連複◎○軸2頭流しで。
【先週の推奨馬成績…5月26日=③⑪⑥着、5月27日=⑦②⑥着】
(馬サブロー栗東支局長・竹村浩行)
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