今年は菊花賞の◎キセキ→▲クリンチャーの的中で何とかプラス収支で終われそうですが、相変わらず波が激しい当コラム。当たらん時は本当にカスりもしませんね（笑）。まあ、それも踏まえてお付き合いをしてくださった読者の皆さん、ありがとうございました。来年はあるかどうか分からない当欄ですが、もしあれば「またハズれるんやろ？」という温かい気持ちで読んでくださると幸いです。では皆さま、良いお年を………って気持ち良く締めようと思っていたのに、まだ28日に競馬あるやんけー！　クソーッ、こんな日程のせいでオレの休みが……。というわけで、今年最後の原稿アップは27日の夕刻です。お忘れなく。

【日曜・阪神１Ｒ・２歳未勝利】

　初ダートの前走で際どい３着だった◎ピリカクル。出ムチを入れても行けず、序盤は中団のやや後ろから運びましたが、勢いがついてからは目立つ伸び。恐らくあと50ｍあれば差し切っていたと思います。芝でも善戦していますが、パワーのある走りだけに現状ではダートの方が合いますね。今回はビシッと決めてくれるでしょう。

　相手は○ケールダンセール、▲アスピシア、×エトワールドパリ、☆ビップベリンダ、△メイショウカラタチ。馬券はアタマ固定の馬単と３連複◎○軸２頭流しで。

【日曜・阪神７Ｒ・３歳上500万下】

　ダートでは５Ｆでも楽に追走していた◎キングディグニティですが、復帰後の２戦は行き脚がひと息で仕掛けつつの追走に。前走もラストはジワジワと脚を伸ばしたものの、既に大勢が決したあと。ズブさが出てきた今、６Ｆでも少し忙しい印象を受けました。その点、１Ｆ延長となる今回は余裕を持って追走できるはず。楽にポジションを取ることさえできれば末脚の破壊力は確実にアップ。ここが狙い時です。

　相手は○バレーロ、▲スーセントマリー、×キスミーワンス、☆シアワセデス、△トップラン、△ララベスラーナ、△ハムレット。混戦メンバーだけに馬券は手広く。馬連と３連複フォーメーション◎→○▲×→他印各馬へ。

【日曜・中山11Ｒ・有馬記念】

　天皇賞・秋を使った馬は非常に重たい馬場コンディションで行われたことから、予想以上にダメージが残っているとみています。ジャパンＣのキタサンブラックもゴール前でひと伸びを欠いて３着。落鉄しかかっていたとはいえ、自分の形に持ち込んだにもかかわらず、２着を死守できなかった点は軽く流すわけにはいきません。ここは３番手の▲まで。本命は◎シュヴァルグランに。始動戦は10月上旬、輸送距離が短い京都戦（京都大賞典）から。天皇賞・秋はパスしてジャパンＣ、有馬記念を見据えた理想的なローテーションだけに、ここ２戦の疲労は全く心配ありませんし、前走は王者キタサンブラックを残り１Ｆであっさりと抜き去って快勝。昨年よりトモに力をつけたことでギアチェンジが速くなり、仕掛けてからの加速力がグンとアップ。馬群の隙を突ける今なら小回りの中山も怖くはありません。名手とのコンビ続行で、ここもシビれる走りを見せてくれるでしょう！

　相手本線は○シャケトラ。ここ２戦は惨敗したとはいえ、左回りはひと息の成績。レース映像を見返しても、追われてから内へもたれてスピードがそがれています。宝塚記念ではシュヴァルグラン（８着）、キタサンブラック（９着）などの先行勢が軒並み崩れるなか、驚異的な粘りを見せて４着と、最も強い競馬をしていますからね。左回りに敗因があるとすれば、ここで一変する可能性は大。

　以下、×ヤマカツエース、☆ルージュバック、△ミッキークイーン、△スワーヴリチャード。馬券はアタマ固定の馬単と３連単。３連複◎○軸２頭流しで勝負。

【先週の推奨馬成績…12月16日＝(4)(2)(11)着、12月17日＝(1)(2)(4)着】

（馬サブロー栗東支局長・竹村浩行）

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