いよいよその時が来た!デニムアンドルビー

 天皇賞・秋はキタサンブラックの出遅れに沸き、キタサンブラックの勝利に沸いたレースでした。レース中は本命のリアルスティールしか見ていなかったのでゴール前は結構冷静に眺めていましたが、あとからVTRを見直すと上位3頭はいずれもシビれる立ち回りをしていますね。馬場適性はもちろんあったでしょうが、ジョッキーの進路取りが明暗を分けた部分も大きかったと思います。

 リアルスティールもかなりうまく運んでいましたが、ラストは伸び切れずに4着。道悪でも問題のないタイプとはいえ、あそこまで水分を含んだ馬場だとスタミナ的に厳しかったのかも…。良馬場なら2000mでもパフォーマンスは落ちないと思いますが、スタミナを要求される馬場、展開なら1800mくらいが限界かもしれません。次走、良馬場で2000m以下なら当然期待しますが、あれだけタフな馬場を走ったあとだけに疲労が残っていないかを慎重に見極めたいと思います。

【日曜・京都6R・2歳新馬】

 ここ2週、伸びのあるフットワークが目についた◎クリノフラッシュ。特に今週は一杯に追う古馬を相手に楽々と併入に持ち込みましたからね。小柄で脚さばきも軽いので京都の芝も合うと思いますし、初戦から期待できます。

 相手は○サウンドキアラ、▲エアアルマス、×ライトオンキュー、☆タムロムーン、△キャットタング、△トーホウガーベラ。馬券はアタマ固定の馬単と馬連。3連複フォーメーション◎→○▲→他印各馬へ。

【日曜・東京11R・アルゼンチン共和国杯】

 7歳牝馬とはいえ、年齢的な衰えを全く感じさせない◎デニムアンドルビー。近走は結果を出せていませんが、状態面と舞台さえかみ合えば一発があると常に思っていた一頭。そして、いよいよその時が来たと思います。しまいは確実に脚が使えるものの、年齢を重ねるごとにスタート直後と勝負どころでズブくなってきました。それだけに、器用さを求められるコースや中距離以下ではどうしても急がされる形になり、リズムに乗り切れません。その点、今回は広い府中で距離もたっぷりとありますからね。ギアが上がるまでに時間はかかるものの、いったん勢いに乗ればそのスピードを長く持続できるのがこの馬の武器。追い比べになれば現役上位の牡馬が相手でも引けは取りません。まあ逆に、ここで駄目なら当分は買わない予定です(苦笑)。

 相手本線は実績のある○アルバートと素質上位の▲スワーヴリチャードですが、この舞台でもうひと伸びがありそうな×レコンダイトにも注目しています。以下☆セダブリランテス、△カレンミロティック、△プレストウィック。馬券はアタマ固定の馬単と馬連。3連複フォーメーション◎→○▲×→他印各馬へ。

【日曜・京都12R・3歳上1000万下】

 前走の◎ヤマニンアンプリメは直線まで仕掛けを待たされる展開だったなか、最後は馬群をさばきながら目立つ伸びを見せて6着まで押し上げました。敗れたとはいえ、かなり遅いペースだったことも踏まえれば内容は濃いと思いますし、現級でもやれる手応えは十分に感じられましたね。ズバッとはじけた今週の攻め内容から出来も右肩上がり。今回は馬券に絡むとみます。

 ブリンカーの再着用でVを狙う○アードラーが相手の本線。以下▲テンモース、×ブライスガウ、☆ウインバローラス、△ペイシャバラード、△グラッブユアコート、△タイセイラナキラ。馬券は馬連と3連複◎○軸2頭流しで。

【先週の推奨馬成績…10月28日=(11)(3)(15)着、10月29日=(1)(4)(7)着】(馬サブロー栗東支局長・竹村浩行)

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