前走2着は成長の証し!ムイトオブリガード

 先週の秋華賞はディアドラが見事な差し切り勝ち。外めの枠のロスを最小限に抑えたクリストフ・ルメール騎手の進路取りはさすがで、馬自体もさらにパワーアップしていたことでタフな馬場を全く問題にしませんでした。全てがかみ合った勝利だと感じましたね。本命のリスグラシューは出負けのロスをうまくカバーしてスムーズに運べましたが、勝ち馬の決め脚には及ばず2着。というか、ギリギリで2着にきてくれたおかげで何とか馬連をゲットして、大負けせずに済みました(苦笑)。まあ、今後の課題はやはりゲートでしょう。3着モズカッチャンは落鉄していたのこと。強気な立ち回りでの結果ですから、まともなら際どかったかもしれません。ファンディーナは惨敗の13着。2戦目のつばき賞では雨の影響が残る緩い馬場で驚異的な脚(上がり3F33秒0)を使ったほどですから、道悪だけが敗因ではないと思います。4角で既に手応えがなかったあたり、出来も戻り切っていなかったのでしょう。とにかく、持っている能力はあんなものではなく、完全復活を待ちたいところです。

【日曜・京都6R・3歳上500万下】

 ゲートの駐立が悪く出負けが目立っていた◎ムイトオブリガードですが、レースを使うごとに辛抱が利くようになり前走は五分にスタートを切ることができました。小倉特有の速い流れにも対応し、ラストはきっちりと伸びて2着を確保。小回りコースでは割引と考えていただけに、好結果を出せたのは成長している証しでしょう。豊富なスタミナがあるだけに京都の1900mは絶好の舞台。今度こそ決めてくれると思います。

 相手は○メトロポリス、▲カフジキング、×マイネルブロッケン、☆エフハリスト、△デスティネイション、△セヴィルロアー。馬券はアタマ固定の馬単と3連複フォーメーション◎→○▲→他印各馬へ。

【日曜・京都11R・菊花賞】

 世代上位馬が集った神戸新聞杯できっちりと2着を確保した◎キセキ。父と同様にストライドが大きく伸び伸びと走らせてこそのタイプだけに、内で窮屈になりながらも差を詰めた内容は高く評価できますが、裏を返せばまだ能力を出し切っていないということ。勝負どころでアクセルを踏めていればさらに際どかったと思います。まだ完成の域に達していない馬体で、あのパフォーマンスですからね。順調に成長すれば”世界”をも狙える一頭だと感じます。

 前走後はオーバーワークを避けながら丹念に乗り込みを消化。今週の追い切りでもきっちりと折り合いがついて非常にリラックスした走りでした。7月の中京で復帰してから4戦目になるとはいえ、疲れは全く見られません。雨馬場が濃厚ですが、爪の形状から大きく割り引く必要はないと思いますし、父ルーラーシップは不良馬場の重賞で2勝していますからね。グリップさえ利けば、決め脚をそがれることはないとみています。

 相手は○アルアイン、▲クリンチャー、×ダンビュライト、☆サトノアーサー、△サトノクロニクル、△トリコロールブルー、△ミッキースワロー。馬券はアタマ固定の馬単と馬連。3連複フォーメーション◎→○▲→他印各馬へ。

【日曜・京都12R・大山崎特別】

 ◎オウケンビリーヴの2走前は直線で前が壁になり、残り100mまで追いだしを待たされて3着惜敗。また前走は4角で前の馬が下がり、ポジションがかなり後ろに。ここ2戦は力を出し切れていません。4走前に現級を突破しているようにここでは間違いなく力上位。スムーズなら巻き返せます。

 相手は○アードラー、▲アスタースウィング、×アサケパワー、☆テンモース、△キングソング、、△コパノリスボン。馬券はアタマ固定の馬単と馬連で勝負。

【先週の推奨馬成績…10月14日=(7)(6)(取消)着、10月15日=(1)(6)(2)着】

(馬サブロー栗東支局長・竹村浩行)

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