いよいよ充実期に突入!ハナズレジェンド

 先週のスプリンターズSはレッドファルクス次元の違う末脚を使って差し切り勝ち。前半はちょっと後ろ過ぎるかなと思いましたが、エンジンがかかってからの伸びが他とは違いましたね。はっきり言って力が一枚上でした。レッツゴードンキとワンスインナムーンはロスなく完璧に運んでの2、3着。地力があるのは確かですが、勝ち馬には完敗だったと思います。本命のメラグラーナ(7着)は前半、レッドファルクスより後ろのポジションから。この時点で「これじゃ勝てない…」と感じました。マイナス10キロも少なからず影響したと思いますが、まだ腰に甘さがありますし、1200mのG1だと勝てる位置で運べるまでには至ってないのかもしれません。馬体を見る限り、もう少し距離を延ばしても対応はできると思うので、今後は1400m、マイルでの走りも見てみたいですね。

【月曜・京都10R・大原S】

 好素質を秘めながらも最近は詰めの甘さが目立っていた◎ハナズレジェンドですが、前走は超スローの展開を桁違いの瞬発力で差し切る秀逸な内容。上がり3F33秒4もさることながら、遅い流れ+稍重のコンディションで1分48秒4の時計は高く評価できるます。中間の追い切りも重たい栗東坂路をモノともせず抜群のラップを記録しており、いよいよ充実期に突入したと判断。ここから快進撃が始まる予感がします。

 相手は○トーセンマタコイヤ、▲ストーンウェア、×スズカビスタ、☆プリメラアスール。馬券はアタマ固定の馬単と馬連。

【月曜・阪神11R・京都大賞典】

 G1馬不在のここなら◎シュヴァルグランが中心。G1ではあと一歩勝ち切れないものの、春の天皇賞ではあのサトノダイヤモンドに競り勝って2着。舞台適性の差があったにしても、あれだけのパフォーマンスを見せられるのは現役最上位の地力があるからこそでしょう。瞬発力の差を補うため積極策に出た宝塚記念は8着でしたが、あれは予想以上にタフな馬場になったことと、目標にされたぶんの敗戦。カウントに入れる必要はないと思います。目標はまだ先とはいえ、今回はかなり早めに帰厩して、十分過ぎるほどの本数を消化。春より馬体が引き締まり、動きも好調時と遜色ありません。ここも取るつもりで仕上げてきたと感じますね。

 相手は○ミッキーロケット、▲スマートレイアー、×サウンズオブアース、☆フェイムゲーム、△トーセンバジル、△ラストインパクト。馬券はアタマ固定の馬単と馬連。3連複フォーメーション◎→○▲→他印各馬へ。

【月曜・阪神12R・3歳上500万下】

 ◎メイショウオルソの前走は見せ場たっぷりの3着。残り100mでスタミナ切れの形になったとはいえ、出負けして前半に脚を使ったことを思えば十分に踏ん張っています。以前、中央に在籍していた時より馬体に幅が出て、力をつけているのは明らか。ポンとスタートを決めて流れに乗れれば勝ち負けになるでしょう。

 相手は○レッドヴェルサス、▲スマートダンディー、×ボナパルト、☆エスプリゾーン、△ヒップホップスワン、△ワンダープラヤアン。馬券は馬連と3連複フォーメーション◎→○▲→他印各馬へ。

【先週の推奨馬成績…9月30日=(6)(3)(3)着、10月1日=(3)(10)(7)着】

(馬サブロー栗東支局長・竹村浩行)

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