今週から夏の阪神競馬が開幕。昨年の馬場傾向を当てはめると芝、ダートともに高速決着で、勝ち負けに持ち込むには速い持ち時計が必要でした。年々、少しずつ傾向が変化するだけに、今年も当てはまるとは限りませんが、頭に入れて置いて損はないと思います。

【土曜・阪神６Ｒ・３歳未勝利】

　初ダートで行き脚がつかなかった前走の◎メガフレアだが、メンバー最速となる上がり３Ｆ35秒６を駆使して３着馬に急追。４角５番手以内の各馬が上位を占める展開のなか、圏外の位置からあれだけの脚を使えたのだから適性は高く、新境地を開いたと言えるでしょう。調教の動きも復帰当初に比べると粘り＆力強さがアップし、ここにきての成長を感じますからね。慣れの見込める砂２戦目で一気に圏内へ突入！。

　相手は○ファニーフェロー、▲メイショウヴォルガ、×ハイクアウト、☆メイショウヒカル、△ビートイット、△クールブルーズ、△ホノルア。馬券は馬連と３連複フォーメーション◎→○▲→他印各馬へ。

【土曜・阪神７Ｒ・３歳未勝利】

　◎ナムラマル。マイペースでハナを切っていた前走ですが、４角で前肢をすべらせて、落馬寸前のアクシデント。「競走中止か？」と思ったほどバランスを崩してましたが、そこから２着まで盛り返したのは地力があるからこそでしょう。幸い、馬体に影響はなく中間は順調に調整され、状態面に不安はありません。ここはビシッと決めてくれるでしょう。

　相手は○タガノヤグラ、▲モンドバーグ、×ニホンピロワールド、☆タイセイバロン、△アーダルベルト。馬券はアタマ固定の馬単と馬連で勝負。

【土曜・阪神11Ｒ・鳴尾記念】

　◎デニムアンドルビー。ケイコで気合いを前面に出していたので、1800ｍでも流れに乗れると見ていた２走前。しかし、前半からビシビシと気合いをつけても行けず、結局は後方からの競馬に。ラストは伸びていたものの、すでに態勢が決したあとでした。そして、前走はマイル＋道悪の影響もあって、全く流れに乗れずじまい。以前にも増して行き脚がつかないだけに、もう1800ｍ以下では狙えないと感じましたね。今回は広い阪神で2000ｍ。2200ｍならさらに良かったのですが、少なくともここ２戦よりレースはしやすいはず。ダート、距離不足などでもうひとつ結果を出せていませんが、ケイコは闘争心にあふれた抜群の動きで、まだ輝きは失っていません。この舞台で一変する可能性は秘めていると思います。

　相手は○ラストインパクト、▲スマートレイアー、×バンドワゴン、☆スズカデヴィアス、△マイネルフロスト。馬券はアタマ固定の馬単と馬連。３連複フォーメーション◎→○▲→他印各馬へ。

【先週の推奨馬成績…５月27日＝(10)(6)(1)着、５月28日＝(4)(4)(10)着】

（馬サブロー栗東支局長・竹村浩行）

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