土曜・京都の芝は大雨の影響で非常にすべりやすい状態でした。５Ｒでは逃げたナムラマルが４角で前肢をすべらせ、あわや大惨事になっていた可能性も…。瞬間的に立て直して何とか無事でしたが、こういう馬場状態だとハンドリングが慎重になるのもやむを得ません。結果、先行馬が幅を利かせるパターンに。日曜も簡単には乾かないでしょうから、馬場状態は常に頭に入れておきたいですね。

【日曜・京都１Ｒ・３歳未勝利】

　◎ミヤジヴィジェ。デビュー戦は内で包まれて追いだしを待たされたうえ、直線もさばきながらの仕掛け。それで０秒１差ですからまともなら首位争いに加わっていたでしょう。その後は骨折して長期離脱を余儀なくされましたが、先週は坂路で51秒台をマークするなど乗り込みは順調。血統的にダートもこなせると思うので、馬券妙味のあるここで狙い撃ちします。

　相手は○オールエリザベス、▲ピカロ、×ブロードビーチ、☆ヤマニンゲラノス、△メイショウシラカバ、△チトニア、△プローチダ。馬券は馬連と３連複フォーメーション◎→○▲×→他印各馬へ。

【日曜・京都６Ｒ・３歳500万下】

　叩き２走目、コース変わりの前走で◎イイデメモリーは一変してみせました。前半３Ｆ34秒３のハイペースで飛ばして３着に粘り込んだ内容は負けて強し。走破時計も、翌週の準オープン４着に相当する優秀なものでした。４走前にも勝ち鞍があるように京都では粘りが格段に違いますね。時計を要した今週水曜の栗東坂路で、４Ｆ51秒１の一番時計。５４０キロを超える大型馬で、叩きつつ出来も右肩上がり。

　相手は○サヴィ、▲スマートシャヒーン、×ブラックランナー、☆メモリーフェーブル、△スワーヴノートン。馬券はアタマ固定の馬単と馬連。３連複フォーメーション◎→○▲→他印各馬へ。

【日曜・東京11Ｒ・ヴィクトリアマイル】

　◎ミッキークイーン。前走時は中間の動きがとにかく抜群で、過去最高の出来に思えましたが、レースでも期待通りの勝ちっぷり。少しエンジンの掛かりは遅かったものの、勢いがついてからは一気に加速して、ラストは２、３着馬を突き放しましたからね。本当に強かった。かなりいい状態だったので大幅な上がり目こそないものの、もともとは叩き良化型。中間の調整も至極順調で、気配は引き続き申し分ありませんね。昨年は超高速馬場の適正差で２着に敗れたものの、自身も１分31秒９という速いタイムで走っており、今年のメンバーなら持ち時計はナンバーワン。突き抜けてくれると思います。

　相手本線は○ルージュバック。今年は通常より１週早い美浦入りで、３本追えるパターン。ただ、今週の追い切りはいつもより抜き去る時の加速力がなかった気がします。単に年齢を重ねて落ち着きが出ただけなら、なんの心配も要りませんが、その点が少し気になりましたね。とはいえ、資質の高さは疑う余地はないので、これ以上は評価を落とせませんし、少しクッションが利いている馬場の方がいいので、土曜に降った雨はプラス。まあ力さえ出し切れれば、◎○のワンツーだとみています。以下▲クイーンズリング、×スマートレイアー、☆ジュールポレール、△アドマイヤリード、△レッツゴードンキ、△ソルヴェイグ。馬券はアタマ固定の馬単流しと３連単フォーメーション◎○→◎○→他印各馬へ。

【先週の推奨馬成績…５月６日＝(2)(8)(10)着、５月７日＝(16)(3)(11)着】

（馬サブロー栗東支局長・竹村浩行）

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