ダービーで勝ち負けできる大器!サトノアーサー

 京都のダートは先行馬が圧倒的に有利。冬の短距離ダートでは、ハイペース→ズボズボの決着がそこそこあるのですが、先週に関してはひとつも決まりませんでしたからね。頭に入れて置いて損はないでしょう。一方、芝はまだまだ速い時計が出るコンディション。見た目ほど悪くなっておらず、内外の差もそれほど感じません。ただ、日曜は「曇り時々雨」の予報。雨量が多く、重くなるようなら非力なタイプには注意が必要。

【日曜・京都1R・3歳未勝利】

 前走の◎スマートサクソンは24キロの馬体増。数字ほどではないにしても腹回りには明らかに余裕がありました。レースでもスタートのタイミングが合わず後方からの競馬で、普通なら惨敗するパターン。ところが、直線はメンバー最速上がりで追い込み上位グループを急追…「次は狙える」という脚を見せてくれました。中間は栗東坂路で4F51秒台をマークと、状態も右肩上がり。ここが狙い時!

 相手は○ファミーユボヌール、▲ホウロクダマ、×メイトサン、☆パワフルヒロコ、△ハトマークワルツ、△ミリフィカ、△シゲルシャチまで手広く。馬券は単複と馬連。3連複◎○軸2頭流しで。

【日曜・東京11R・東京新聞杯】

 ◎エアスピネル。京都金杯は「圧勝」を期待して本命にしたものの、結果はひやひやの鼻差勝ち。あそこまで詰め寄られるとは思いませんでした。ただ、前半はかなり力んでいたうえ、自ら動いて行った結果。強い競馬をしているのは間違いありません。あとはかみ合うかどうかだけですが、マイル路線を連続して使っていくことでペース慣れは見込めますし、頭数が落ち着いた今回は競馬の組み立ても楽になるはず。春の大目標である安田記念に向けて負けられない1戦。

 相手は○ブラックムーン、▲ヤングマンパワー、×ブラックスピネル、☆プロディガルサン、△マイネルアウラート。馬券はアタマ固定の馬単、3連単で。

【日曜・京都11R・きさらぎ賞】

 やっぱり◎サトノアーサー。今年の3歳上位グループの中でもずば抜けた動きを見せていますし、ダービーで勝ち負けできると思っている大器。出来も前走以上と感じますからね。ライバルさえ見誤らない限り、まず負けないでしょう。

 相手本線は○プラチナヴォイス。前走は直線で不利があったとはいえ、結果的には切れ負けの形。初の2000mも微妙に影響したのかもしれませんね。その点、今回は連勝を決めた1800m。前で運べる脚質も魅力だけに見直したいところ。3番手はダンビュライト。前走は少し行きたがったとはいえ、ラストは切れ負け。血統背景からも瞬発力勝負にはまだ課題がありそう。ただ、デビューから2戦連続で見せた脚力は評価するべき。前走の敗戦を踏まえて今回は前々で運ぶような気がしますし、立ち回りも含めて注目したいですね。以下×アメリカズカップ、☆スズカメジャーまで。馬券はアタマ固定の馬単と3連単。

【先週の推奨馬成績…1月28日=(2)(5)(3)着、1月29日=(1)(5)(6)着】

(馬サブロー栗東支局長・竹村浩行)

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