山田が復活のきっかけをつかみたい。今年は２月のＧ１・全日本選抜（取手）の２次予選で落車。骨盤骨折の大ケガを負った。３月のＧ２・ウィナーズカップ（宇都宮）から復帰したが、なかなか力強さが戻ってこない。「苦しいけどやるしかない。骨盤骨折の影響はまだあるし、直前に体調を崩したことで万全とは言えないができることをやるだけ」と気合を入れる。

　２次予選は北津留、園田の福岡勢との連係。「３番手を固めるつもりだった」と話すが、園田は「（山田）ヒデは九州の先頭で戦ってきた。福岡同士とかは関係ない。自分は３番手」ときっぱり。山田も「（園田）匠さんの気持ちがうれしい。ケガで終わっていくつもりはない。５歳の子供もレースが分かってきたし、格好いいところを見せたい」とやる気満々。北津留の番手から抜け出して復活の白星をつかみ取る。⑥＝③流し。