【松山競輪】戸辺捺希にデビュー初優勝の大チャンス 冷静に踏み上げてVゴールを駆け抜ける
「ミッドナイト競輪・チャリロト杯in松山・F2」(7日、松山)
まだ優勝していないと思っていなかった。昨年5月のルーキーシリーズ(広島)でデビューした戸辺捺希(22)=埼玉・117期・A3。初出走で長谷部龍一(岐阜)、山本勝利(東京)らをまくって撃破。競輪界で初めての試みだったルーキーシリーズの男子1レース目で、いきなり1着を挙げた。だが、その後はコンスタントに白星をゲットしているものの、優勝にはなかなか手が届かなかった。
今場所のチャレンジステージは、117期生が戸辺だけ。戦前から初優勝のチャンスと思われてきたが、いよいよその場面が近づいてきた。自力型のライバルは三浦綾(宮城)だけで、戸辺後位は清水吉康(東京)と森山昌昭(福岡)で周回中から競る。冷静に好機を見極めてから仕掛けて、自身初のVゴールを駆け抜ける。