【松山競輪】A級屈指のダッシュ力を持つ大西祐 同県の後輩に任せてから豪脚を繰り出す

 「ミッドナイト競輪・チャリロト杯in松山・F2」(24日、松山)

 大西祐(34)=愛媛・91期・A1=といえば『まんのう町』。2016年あたりは町名が記された練習着を気に入って使用していたが「破れて使えんようになりました」とのこと。香川県出身で観音寺をホームとして練習に励んでいたものの「取り壊すということで、松山に移り住みました。町民から市民です」と笑顔で移動の理由を明かしていた。

 長らくS級で快走していたが、今期はA級1班に陥落。「A級は難しい」と、なぜか流れについていけず、降級後の6場所で1回しか決勝に進出できていない。だが、今場所は違う。準決で自慢のダッシュを披露できた。

 2日目8Rは前を任せた横内裕人(愛媛)が出切れないとみるや、最終2角から自力発動。素晴らしい加速で、先行する菱田浩二(京都)を3角でとらえる。最後は橋本勝弘(愛媛)に差されたが、S級時代をほうふつさせるまくりを見せつけた。

 最終日の出番は8R。決勝は同県の後輩・吉岡伸太郎(愛媛)に前を任す。吉岡が先行すれば難なく抜け出せるし、不発でも準決同様に自力発動で打開可能。準決同様、後ろに橋本がついてくれるのが心強い。A級降格後初優勝へ万全の態勢は整ったといえる。

編集者のオススメ記事

ミッドナイト競輪特集最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス