【玉野競輪】持ち味の先行力を生かす吉川希望
「ミッドナイト競輪・F2」(31日、玉野)
積極的にレースを動かすのが持ち味の吉川希望(27)=石川・111期・A2。人気を集めて登場した初日5Rは正攻法から突っ張り先行。番手の光岡義洋(愛知)にゴール前でかわされたものの、別線の反撃は許さずにゴールまで踏み切った。
2018年7月にA級2班へ昇班しまだ1班へ上がったことはないが、今年に入ってからは予選敗退はなし。先行力に加えてまくりも出るようになり、競走得点も90点をオーバーしてきた。好調を維持していたところで、新型コロナウイルスの影響による開催中止があり、レース間隔こそ空いているが、初日の動きを見る限り、今開催も心配はなさそうだ。
準決7RではV候補の1人である伊藤慶太郎(埼玉)や決め脚健在の大竹慎吾(大分)ら強敵がそろうが、現状の脚力なら十分に戦えるレベルだ。出し惜しみなく踏み上げて、2月松阪以来となる決勝の舞台を目指す。