【競輪】今場所の開幕戦は今村俊雄が制圧 五輪出場の重量挙げ選手から競輪に転身

 「ミッドナイト競輪・チャリロト杯・F2」(9日、玉野)

 初日1Rは今村俊雄(38)=山梨・99期・A3=が1着でゴール。今場所の開幕戦を制した。

 レースは吉松賢二(群馬)が正攻法で今村-二塚正裕(埼玉)-中村賢(福岡)で前団を確保。残り2周の赤板で113期の国井裕樹-稲葉幸哉(ともに神奈川)-木田庄太郎(大分)が上昇も、正攻法の吉松が引かずに突っ張る構え。打鐘を合図に吉松、国井で主導権争いに。国井を追っていた稲葉-木田は離れて6、7番手に下がる。国井が最終ホームで出切ったが、吉松はすんなりと番手に収まる。バックで吉松は番手から容赦なくまくり、吉松に続いた今村が直線で差して1着。吉松が2着に粘り、今村追走の二塚が3着だった。

 レース後の今村は満面の笑み。「吉松君にしっかりついていけて良かった。(2日目は)決勝に進出できるように頑張ります」と語った。

 今村は元重量挙げの選手で、2004年のアテネ五輪に出場するなど、日本トップクラスの成績を挙げていたが、08年に重量挙げから身を引き、09年に日本競輪学校に入学。10年に卒業し、11年1月に競輪選手としてデビューした。トップクラスのS級に昇格したこともあるが、現在は最下級のチャレンジステージ(A級3班)。19年1月にはA級2班復帰が決まっている。

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