【競輪】S級で優勝経験を持つ伊原克彦 単騎でもパワー全開で駆ける
「ミッドナイト競輪・チャリロト杯・F2」(20日、玉野)
準決6Rで伊原克彦(36)=福井・91期・A1=が素晴らしい脚を披露した。周回中は誘導員直後の正攻法だった伊原。勝負どころで6番手まで下げさせられたが、最終2角から豪脚を発揮。一気のまくりで1着。しかも後続を3車身も離しての圧勝劇だった。
伊原といえば2008年に小田原でS級初優勝を飾るなど、長年にわたって高いレベルで戦ってきた。今期(1~6月)は無念のA級陥落だが、来期(7~12月)のS級2班復帰は決定。今期も95点台をマークするなど、安定したパワーを発揮している。
最終日(20日)の7R決勝は、援軍不在で単騎の戦い。それでも前期S級時代の実績で比較すると、伊原はパワー面で一枚上の存在。仕掛けどころを逃さずに踏むことができれば、今年2回目の優勝を手にすることができるだろう。