【競輪】展開が悪くなっても鋭脚を繰り出す宮本佳樹
「ミッドナイト競輪・チャリロト杯・F2」(28日、玉野)
初日2Rの宮本佳樹(44)=香川・78期・A1=は厳しい展開ながらも3着に食い込み、準決進出を決めた。
前を任せた山原務(香川)は打鐘で出切ったものの、あっさりと別線に主導権を奪い返され、残り1周前にはズルズル後退。宮本も同じように後退し、最終2角手前で最後方に。その後、山原と目標に離れた河野克也(兵庫)が下がってきて、5番手となったが、河野が内を突いてきて並走。さらに厳しくなった状態で4角へ。それでも、宮本は猛然と外を踏んで、3人を抜き去って3着。動きのいいところを見せた。
かつてはS級でも好走した宮本。F1で優勝したことがあり、G1、G2の特別競輪に出場経験もある。だから、展開が悪くなったときも慌てない。自分の脚を信じて突っ込んでくるのだ。
2日目の準決5Rに登場する宮本は、地元の中尾翔(岡山)に前を任せる。中尾が先行すればもちろん、不発でも冷静にさばいて鋭脚を発揮するはず。2着までに入って決勝進出をもくろむ。