【競輪】伏兵・石黒健の快勝で波乱の幕開け 鋭くまくって10場所ぶりの準決勝進出
「ミッドナイト競輪・チャリロト杯・F2」(27日、玉野)
A級1、2班の精鋭が集結した32回目のミッドナイト競輪は、波乱の幕開け。伏兵の石黒健(41)=広島・81期・A1=が鋭いまくりを放ち、人気を集めた小竹洋平-吉良勝信の福岡コンビを粉砕。1Rの払戻金は3万4630円の好配当となった。
レースは石黒-日浅保幸(岡山)-坂野耕治(徳島)、酒井実(埼玉)、小竹-吉良-吉田昌弘(埼玉)の並びで周回。残り2周で小竹が上昇して先頭に立つと、石黒は車を下げて5番手に。そのまま小竹が先行して主導権を握ったが、石黒は最終1角過ぎから発進して一気にまくり切った。
石黒が初日予選を突破して準決勝へ進出するのは、7月の武雄F2以来で10場所ぶり。「最終ホームで先行しようと思ったが、前(小竹)が踏んで行けなかった。でも、自力で頑張れて良かった。決勝進出できるように」とレース後は気合を入れ直していた。