「ミッドナイト競輪・Ｆ２」（１７日開幕、玉野）

　かつてはＳ級でも好走した上原直樹（４４）＝岡山・７５期・Ａ３＝が復調モードに入っている。前期（１～６月）は競走得点が６４台まで落ち込んだが、今期（７～１２月）に入って急上昇。１着こそないものの、１８走で１０回も３連単車券に貢献。的確な立ち回りを披露して、５割以上の確率で車券に絡んでいる。

　今回は追加配分だが、地元戦だけに、気合はいつも以上に入っている。初日は４Ｒに出走し、同県の伊加哲也に前を任せる。その伊加も直前の函館で２勝。ともに先行逃げ切りと調子を上げている。

　自在に動ける関根崇人（福島）が強敵だが、出切れば粘り強い伊加がマイペースで先行できそうなだけに、最後は上原が鋭脚を繰り出して１着をもぎ取るだろう。