【競輪】112期在校1位・大久保花梨、自在性生かし初優勝狙う
「デイリースポーツ創刊70周年記念競走・F1」(8日、高松)
競輪学校の112期在校成績1位の肩書を持って、7月にデビューした大久保花梨(19)=福岡・112期・L1。今開催の初日6Rでは石井貴子(千葉)の後位から直線で抜け出しデビュー初1着を挙げた。
それでも「行くべき場所で行けてない。師匠からも『自力を出せ。まくれ』と言われました」と同じあっせんでS級シリーズを走っている藤田剣次(福岡)の指導を受けて反省。初日の教訓を生かして臨んだ2日目6Rは最終ホーム5番手から果敢にスパート。最後は門脇真由美(大阪)の強襲に屈するも、しっかり力を出し切った。
「児玉碧衣さんだったら、ぶっちぎってますけどね」と尊敬する姉弟子の脚力には及ばないが、大久保はデビュー3場所目。まだまだ伸びしろは豊富にある。強敵ぞろいのメンバー構成となった11Rガールズ決勝は、「勝ちに行きたい」と自力だけでなく機敏に動ける自在性も生かす構え。剛柔兼ね備えた立ち回りで狙うはデビュー初優勝だ。