【松山競輪】特昇2場所目の倉田紘希に注目 前回完全Vの松山で再び激走必至
「桃太郎杯争奪戦・F1」(4日開幕、松山)
中部の新鋭・倉田紘希(20)=三重・117期・A2=が、スピード全開で攻め抜く。
4月の大垣で3場所連続優勝。A級2班に特別昇班を決めた。1、2班戦の初戦となった前場所の武雄は予選1着、準決2着で勝ち上がり決勝は2着。3日間ともに逃げてレースをつくった。
特昇の足がかりになったのが、3月の松山だった。予選は赤板過ぎからの突っ張り先行で後続を完封。準決は打鐘3角から先行して押し切った。そして、決勝も逃走劇を決めての完全優勝。果敢なレース運びで持ち味を発揮した。
子供の頃から体が大きく、小学校に入ると親に連れられて松阪で競輪を観戦。迫力あふれるレースに魅了され、選手に憧れを抱いていた。
今はS級の舞台を夢見てパワーアップに励む。「デビューした頃はどうなるかと思いましたが、先輩方にいろいろと教えてもらってレースに慣れてきました。3月の松山ではいいレースができたので、今回も頑張ります」と気合十分だ。