【和歌山G1】本田晴美のケイリン金言
「高松宮記念杯競輪・G1」(21日、和歌山)
まずは3日目の準決4レースを振り返りたい。9Rは平原-芦沢でワンツー。平原は最終3角からまくって、芦沢まで連れ込んだ。かなり自信を取り戻したように思う。3着で決勝進出の和田健も変わらず動けている。
10Rは松浦が強かった。2日目までは疑問符の付くような走りだったが、準決は一変する動きを見せた。11Rは北日本作戦が成功。南関は策がなさ過ぎ。もう少し工夫をしないと、5人結束のラインを崩すのは難しい。
12Rは脇本がラインで決まるような駆け方をした気がする。2日目まで同様に力強い走りで1着を取った。
12R 脇本が完全優勝へ突っ走るだろう。稲川がしっかり続いての②④、新田がまくり追い込んできての②⑦が本線になる。
ただ、G1の決勝戦は一筋縄で収まらないことが多い。1車でも味方が付いた松浦が、番手奪取など強気のさばきから突っ込んでくることは十分。③=②、③⑨を押さえたい。(本紙評論家)