【向日町G3】「疲れも抜けてきた」と佐藤慎太郎が決め脚見せV狙う
「平安賞・G3」(5日、向日町)
デイリーロゴをまとう佐藤慎太郎(44)=福島・78期・SS=がきっちりと決勝へ駒を進めてきた。
今開催は新田祐大(福島)との北日本S班コンビで注目されたが、初日特選で新田が失格となり、厳しい流れに。それでも2次予選では橋本智昭(宮城)の番手から1着。準決は南関の大石剣士(静岡)をマークして2着とそつのない走りでクリアしてきた。
準決は「レースが見えているが故に余計な動きをした」と最終3角で内へ進路を取ったことを反省するが、最後はきっちりと大石に付き直しており、反応自体は上々だ。
ここに向けては「きつめに練習をやった」と疲れを残している状態だったが、2日目からは「疲れも抜けてきたね」と上昇ムードだ。
決勝は関東地区で抜群の先行力を持つ真杉匠(栃木)を目標に選択し、後位を大森慶一(北海道)が固める3車ライン。パワーでは脇本が圧倒的なのは間違いないが、レースの組み立て次第では佐藤にもチャンスは十分。真杉をたくみにリードして、最後はシャープな決め脚を発揮する。