【向日町G3】「今年が最後の決勝くらいのつもりで」と村上博幸が気迫走
「平安賞・G3」(4日、向日町)
地元の村上博幸(42)=・京都・86期・S1=が決勝進出へ悲壮な決意で臨む。
ここ2年は直前に股関節を痛めて地元記念を欠場。3年ぶりの登場となる今回は「疲れを残さないようにしてきた」としっかりと体をケアしての参戦となった。
特選スタートだった初日12Rは「要所でバックを踏む展開になって…」と7着。気を取り直して挑んだ2日目8Rも赤板で接触のアクシデントがあり「車輪が壊れてしまった。車輪が気になっていたし、踏めるかも半信半疑だった」と最後は2着まで突っ込んだが消化不良のレースが続いている。
「2日間、流れが良くない。いい感触をつかめていないままでの準決勝になる」と不安を口にするが「自分の中では来年は見えていない。今年が最後の決勝くらいの気持ちで走る」と気力でカバーする構え。
準決勝9Rは窓場千加頼-稲垣裕之-村上と地元京都勢の3車で強固なラインを形成。前2人にスピードをもらい、こん身の差し脚を披露する。