【向日町G3】「タテ脚を付けないと勝てない」と意識を変えた小林泰正

 「平安賞・G3」(3日、向日町)

 しっかりと力を出し切って勝ち上がりを決めた小林泰正(27)=群馬・113期・S1。初日8Rは正攻法でレースを進め、赤板で位置を上げてきた吉田篤史(奈良)を一度突っ張り、その後に踏み上げてきた菅田和宏(宮城)を出させて3番手を確保。

 「菅田さんは来るから、そこを出すか出さないか。打鐘前なので出しました」と的確な状況判断で好位置を取ると、最終2角からまくりを放ち、番手を回った柿沢大貴(長野)とワンツー。写真判定の末に2着となったが「力を出し切るレースができた。自分の中ではいい組み立て」とレース後は満足そうに振り返った。

 もともとは横の動きを含めて自在に動けるタイプだったが、近況は「2周もがくつもりでいる。同期や若い選手も長い距離を踏んでいるし、負けられない。今の競輪はタテ脚を付けないと勝てない」と航続距離を意識した走りに意識を変えている。

 2次予選12RはV候補大本命の脇本雄太(福井)と激突するが、格上が相手でも臆することなく仕掛けて力勝負に持ち込む。

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