【向日町G3】皿屋豊が持ち味を発揮して上位独占を目指す
「平安賞・G3」(3日開幕、向日町)
市役所職員から競輪選手へ転身した皿屋豊(37)=三重・111期・S2=が思い入れのあるバンクで快走を見せる。
30歳を超えてからのデビューとなったが、在校時代から磨いてきた先行力を武器に頭角を現し、8月にはオールスター(名古屋)でG1初出場。1着こそなかったが、4走して3回バックを取るなど、持ち味を発揮して激走を見せた。
直前の福井F1では準決勝で敗退し「時間を巻き戻したいくらい」と敗戦を悔やんだが「体調面での疲労感もあった」と敗因を分析。「今回は大丈夫」としっかり修正して臨む。
向日町はプロとしては初出走だが「アマチュアの時に1キロメートルタイムトライアルとかを走って、競技を学んだバンク。プロになるきっかけになった」と当所への思い入れは強い。初日3Rは近藤龍徳(愛知)-竹田和幸(岐阜)が後位を固める3車ライン。積極的に風を切り、ラインで上位独占を目指す。